Home > Q&A > T-MAX400フィルムで自然な諧調を得るための印画紙は?


今回はENDOUさんからの御質問です。

Q :HPでT-MAX400について調べてみた所、「このフィルムで自然な諧調を得るために、ハイライトが軟調でシャドー部が硬いという特性の印画紙が必要で国内では一部の印画紙しかありません」と、書いてあったのですが、このような特性を持った印画紙を教えていただけますか?よろしくお願いいたします。

A :  シャドウ部のコントラストのある印画紙という質問ですが、たとえば、イルフォードのバライタ紙ではFBよりウォームトーンの方が硬く見えると思いますが、全体的にはやわらかいと感じるでしょう。
 また、フォルテやプレステージなども似た感じを受けると思います。なぜなら、イルフォードFBはより滑らかな諧調とマルチグレードの持つ硬さのコントロールをうまくつなげるために3種類の感色性とコントラストの違う乳剤になっています。
 実際使ってみると私もしまりが今ひとつとよく思います。特に、散光式のカラー伸ばし機を使っているせいでなんですけど。たとえばラッキーの90MDにMG100ヘッドを付けた伸ばし機などでは、そんなことはないです。散光式でマルチグレード私の場合、このことがいつも、頭を抱えさせる問題です。
 でも、よくわからない条件での、撮影のときTMY(400)はカメラマンによく勧めます。そんなネガをイルフォードFBで伸ばすんですが、まず、シャドーのしまりとコントラストで基本露光をきめハイライトを焼きこんでいくのが普通のやり方です。
 もちろん、フィルムの現像でまるで変わるんですが、ある意味変化の少ないのがT-MAX400いわゆるTMYなんですよね。
 で、私も好きです。印画紙現像液を硬調なHIDENAL(エヌ・エヌ・シー)なんかを使ってみるのも面白いです。
回答/田村 政実 Masami Tamura

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